ライター紹介

某ファッション研究所 ディレクター
多くの百貨店、GMS、専門店に対してマーケティング、トレンドのディレクションのみならず商品企画、売場作り、ブランド開発にいたるまで幅広く活動。
国内外の2010 年春夏コレクションで相次いで発表され、今後のトレンドに大きく影響を与える傾向の一つに「アウターウェアのランジェリー化」が挙げられます。
簡単に言うと、ブラやビスチェといったランジェリーアイテムが新しくアウターデザインとして登場してくる、というものです。
つまり今までアウターの下に隠されていたウェアが表舞台へ飛び出して来る、なんとも刺激的なファッションです。
その刺激的な流れはもちろんレッグウェアにも波及し、今年の秋冬から来年の春夏にかけて「ガーターストッキング」「ガーターソックス」がホットトレンドになっていきます。
人目に触れなかったガーターがアウターと共に露出していくのですね。
ガーターソックスは2010春夏コレクションでもたくさんのメゾンが発表していました。
靴下の丈はハイクルーの短い丈からサイハイソックスといわれる太腿丈の長いものまでさまざま。
そもそもガーターとは靴下止めのことで、発祥は1190年といいますから、かなり古くからあったんですね。
最初は男性用のものから誕生しました。
現在のような形になったのは20世紀に入ってからで、伸縮性の素材でできた太腿に直接つける輪状タイプのものと、腰骨のまわりにつけたベルトに吊るすタイプの2種類があります。
このつり下げるタイプのベルトを特にガーターベルトと呼びます。
このガーターベルトというのは1920 年代に初めて作られました。
その時代は社交ダンスがとても流行していました。
しかし当時のストッキングや靴下にはまだゴムが入っていないため、ダンスの際のストッキングのずり落ち防止の目的からガーターベルトは発明された、という歴史的ストーリーがあります。
「必要は発明の母」とはまさにこのことですね。→ちなみにこんなことわざもあります、「必要は発明の母、偶然は発明の父」。
話は飛んで。ここでちょっと皆さんにクイズです。
・フランス革命100周年を記念して1889年のパリ万博のために建造されました
・『鉄の貴婦人』の異名を持ちます
・フランスの首都パリを代表するシンボルとしてあまりにも有名な塔です」
...さーて、これは何でしょう???
超簡単な問題===><!!とお叱りを受けそうですね。
そうです、皆さんが思い浮かばれたとおり、答えは「エッフェル塔」です。
ではなぜここでエッフェル塔が登場したのか?実はエッフェル塔と先ほど話題に上りましたガーターベルトとは深〜〜〜い関係があるからなのです。
エッフェル塔はその設計に関わったギュスターヴ・エッフェル氏の名前に由来していますが、実はガーターベルトの発案者も、このエッフェル氏らしいのです。いやー、びっくりですよね。
そういえばエッフェル塔の何とも美しい鉄のデザイン、何となくガーターストッキングのレース模様に共通していませんか?(もしくはエッフェル塔を逆さまにした図を想像してみてください!!逆さまエッフェル塔とガーターストッキング、確かに似ています。)
この秋冬からトレンドのガーターストッキング、是非ともエッフェル塔とツインで覚えておいてくださいね!!
