ライター紹介

某ファッション研究所 ディレクター
多くの百貨店、GMS、専門店に対してマーケティング、トレンドのディレクションのみならず商品企画、売場作り、ブランド開発にいたるまで幅広く活動。
この前、あるコラムを読んでいたら、こんなことが書いてありました。
「靴下はもともとは丈夫さや保温性など実用面が重視されていたがゆえに、ドレスアップとは対極に位置していたが、最近のプレタポルテのコレクションでは影響力のあるビッグメゾンがこぞって靴下を導入している。
モデルの美脚がまとう布の魅力に、靴下とはなんと女性的な美しさを演出できる小道具なんだろう、と目からウロコが落ちた」と。
なるほど、確かにそうですよね。ふむふむ。
それでいろいろ考えながら、ちょっと思い出してみました、昨今のレッグウェアブームの始まりっていつだったかな、って。
...私の記憶では、06年の春夏コレクションでプラダが発表した、ちょっとくしゅくしゅっとさせて履くグレーのオーバーニーのハイソックスだったんじゃないかな、と思うのです。足元にはプラットフォームサンダルを合わせた、あのオーバーニーはとても新鮮でした。少しレトロで、そしてイノセントでピュアなムードもあって...。
それまでハイソックスというとJK(*JK=女子高校生なんですよね、最近まで知りませんでした、お恥ずかしい!しかしKYなんてもう誰も使わなくなりました。時の流れ、はやすぎ><)が履くルーズソックスや紺のハイソックスなど、女子高...じゃなかったJK独占!みたいなアイテムだったのを、一気にオトナ用のファッションアイテムへ格上げしてくれた気がしたのを今でもよく覚えています。
そうですよ、確かあれ以来ですよ、オトナの女性達が靴下をオシャレアイテムとして履くようになり、レッグファッションに目覚めていったのは...。
その後、フットカバーが登場し、昔の生足ブームは完全に終わりを告げました。
そしてみなさんの記憶に新しいところでは、カラータイツが大ヒットを記録。
洋服よりも靴下がどんどんカラフルに、派手になっていきました。冬にはレッグウォーマーもヒット。
続いて昔はスパッツと呼んでいた、「レギンス」が大ブレイク。クイズ番組にもよく出題されていました、「これはなんという名前でしょう」って。
今はレギンスのつま先やかかと部分がカットアウトされて、「トレンカ」という形になって進化を遂げています。
トレンカはソックスやフットカバーにも影響を及ぼし、トゥーレスタイプが続々出てきていて、確実にマーケットに浸透してきています。
この不況の時代に、洋服よりも安い値段で買えるので、靴下がヒットアイテムになったんだ、という見解もあります。
確かに靴下だとさまざまなデザインやカラー、柄モノにも少し気軽に挑戦しやすい、という良さがありますよね。
コレクションでも大きくクローズアップされ、注目の的となっているレッグアイテム。
これからもどんどんトレンドを取り入れて、レッグファッションとして、皆さんと一緒に進化し続けますよ〜!!
