足袋から靴下へ

皆さま、2010年、新しい年がスタートしました!
新春を華やかに飾るのになくてはならないものといえば...やはり着物。
お正月に着物を着る人はめっきり少なくなってしまったとはいえ、神社でのお参りや成人式や、TVの新春番組で着物姿を見ると、そのあでやかな、あるいは清楚な美しさに心奪われますよね。
そんな着物に絶対に欠かせないのが「足袋」。
今日は新春らしく「足袋」をテーマに取り上げてみたいと思います。

そもそも、足袋はいつ頃から登場し、なぜ「足袋=たび」というのでしょう。
諸説ありますが、一般的には鎌倉時代の「単皮(たんぴ)」から変化したといわれています。
当時の武士は戦の時に足の保護や保温の目的から一枚皮でできた履きものを着用し、それを単皮とよんでいたのが、「たんぴ→たび」になった、というもの。足袋は最初、皮でできていたんですね。
主に鹿の皮を使っていたらしいですが、今でも「能」や「狂言」で登場する足袋に黄色いものが多いのは、皮足袋の名残らしいです。
当時の単皮のデザインは今でいう靴のようなもので、紐で結ぶようになっており、指は分かれていませんでした。足の指が分かれたものが作られるのは、室町時代に入ってからでした。
その他、ちょっとおもしろいところでは、旅に出る時に着用したことから「たび」という名が生まれた、という説もあります。

時代によってデザインも素材も変化していきました。
江戸時代に入ると木綿の栽培に成功し、今の足袋に最も近い、綿製のタイプが登場しました。

当時は足袋を履けるのは武士が江戸城へ登場する時、それも寒中のみで、「50才以上の武家の男性で、着用期間は10月1日から2月20日まで、若い者は病人に限り君主の許しがあればよし(これを靴下御免といったそうです)」だったそうな。
では女性はどうだったのでしょう。
女性で足袋を履いたのは芸者が始まりといわれています。
芸を売る芸者は白い足袋の着用が許されましたが、色を売る遊女は素足が定められていたんですって!
廓の宣伝ともいうべき町を練り歩く花魁道中の際には、花魁は素足に白粉を塗り、爪に薄紅をさした、と。
しかしなんと粋な演出でしょう!
男女とも寒く冷たい冬にも足袋を履かずに素足で過ごしていたなんて、今では考えられないですね。
現在のように日常生活で自由に足袋を履けるようになったのは明治以降とのこと。
その後、着物から洋服への変化とともに、足元も足袋から靴下へ変化していきました。
今では靴下に足袋の要素を取り入れた足袋ソックスが登場するなど、さまざまな要素を織り交ぜながら、現在に至っています。


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新春といえばいつも話題にのぼるのが「福袋」。
2010年の福袋は大きく「体験型」「婚活型」「生活密着型」、この3つのタイプが特徴だそうで、生活密着型の福袋には、靴下もたくさん入っているそうですよ。
靴下を履いて福を招くなんて、縁起がいいですね。
新春に新しい靴下に履き替えると気分も一新。
皆さんもどうぞ新しい靴下で、今の時代の自由さを味わいつつ、気分をフレッシュにしてたくさん福を招いてください!今年は去年よりもっともっといい年になりますように...。